一時は絶滅と言われたのですが、1999年に中国から譲り受けて繁殖させ放鳥したトキに雛が誕生した事が初めて確認されました。
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トキは国の特別天然記念物で、国内の自然界でのひな誕生は76年以来36年ぶりです。
放鳥トキとしては初の「2世誕生」となりました。順調に成長すれば約40日で巣立ちを迎えるそうです。
このペアはともに11年3月に放鳥された3歳雄と2歳雌で、今年3月16日に営巣が確認され、17日に隣接する木に観察用の無人カメラを設置し、18日朝に1羽が巣に座り込んでいることや、雄と雌が交代で卵を温める「抱卵」を確認していました。
そして17日夕方に産卵したとみられています。
ひなは体長約20センチで生後4日から1週間程度とみられ、親鳥から餌をもらう様子からみて「すこぶる元気」と見られています。
トキは通常は、産卵から約28日間でふ化します。
トキは乱獲などにより激減し、81年に佐渡で生息していた5羽を捕獲して人工繁殖を試みたが失敗。03年に飼育下の「キン」(雌、推定36歳)の死で国産は絶滅していました。
放鳥は毎年秋に行われていたのですが、4回目は11年3月に初めて春の放鳥を実施しました。
更に同年9月の5回目の放鳥までに計78羽が放たれました。
現在、佐渡市内に放鳥トキ44羽の生存が確認され、今季はこのペアを含め10組の営巣、抱卵が確認されているので、ひな誕生がさらに期待されています。
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